歴史に学ぶことの重要性
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「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
鉄血宰相と名高いドイツ帝国のオットー・フォン・ビスマルクの言葉です。
正確には違うという話もよく聞きますが、本当の言葉は、
「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。 私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む」
大体の意味合いとしては間違っているとはいえず、ほぼ同じかなと思います。ビスマルクの言葉をわかりやすくアレンジしたみたいな感じでしょうか。
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憂国の国民
さて、現在の日本において、問題が山積みです。
憂いを持った人はたくさんいます。実は憂いている人は、憂いている人が思っているほど少数ではありません。
逆に憂いている人々がこの人たちは敵だと思っている人々は、日本人全体から見るとマイノリティだったりします。
そのマイノリティがどうして優位に立ってしまうのかというと、何十年もずっと戦い続けてきたので戦い方を「知っている」からです。
そういう意味でも、ただ闇雲に「行動」するのではなくしっかりと過去(歴史)を勉強し、現代に生かし、「解決策の参考」にする必要があると思います。
勉強に関してもできれば、誰かに与えられたものではなく自ら情報を取りに行く手法が望ましいと思います。
五毛党
例えば、五毛党は最近知名度が上がってきた中国共産党の工作員ですが、安倍支持、反習近平みたいな言葉でたくみに近寄ってくるとか非常に危険な存在です。そういう人たちが提供したものだけから情報を仕入れることは非常に危険なことです。
ビジネス保守
他にはビジネスで保守をやっている人達。ビジネスを否定するつもりはありませんが、商売でやっていますので、お客さまに満足してもらうという質の高いサービスを提供し、繰り返し利用してもらう(書籍の購入、講演ほか)のために、日本の問題解決にはならない主張(視聴者が気持ちが晴れるような毅然とした主張には注意が必要です。)している場合があります。
保守扇動
挑発要因工作
敵組織の中に浸透した工作員が敵組織の意向に応じて過激なことを主張し、敵組織の信頼を失墜、貶める。世論を煽る。
以前の記事、現代の尾崎秀実の暗躍でも紹介した、スパイの工作。
これを少々アレンジした工作で国を憂う人の気持ちを利用し、誰にでもわかりやすい問題をわかりやすい敵に攻撃を向けさせる。
ただそれは問題解決には向かいません。騙された人々の満足感だけが充足します。
ソヴィエト連邦お得意の自分に向かってくる敵を逸らす手法です。「鬼畜英米」というスローガンもそれによって生まれた言葉です。
本来の目的から逸れたもの、あるいは逸らそうとするものに騙されないためにも、各個人に必要なものは事の本質を見抜く「目」を養うことです。
もちろん私自身ができているというわけでは、ありません。
現在でも洞察が足りなく誤った情報をそのまま受け取ってしまうことがあります。
各個人の学びが今の日本をよくするために最も大事であり、必要なことであると思います。また、各分野における有名な知識人などを盲信してはいけません。
これは誰も信じるなという意味ではなく、自分で確認して確かめろという戒めの意味も含みます。
そういった意味では、私の記事も同様です。
日本の敗戦責任
左派系の影響力をもった勢力が言う「日本の敗戦責任」について疑問を持つ人が増えましたが、それはあくまでも当時の戦争を遂行した相手国や相手国に住む住民に対しての責任を指し示している思います。
それとは別に、当時の「日本国民に対しての敗戦責任」(開戦、軍事作戦、講和、戦争の終結)についての敗戦責任(どの時点で取り返しがつかなくなったのか。何が問題で開戦が避けられなかったのか。被害を少なく停戦することができたのかなどの可能性)を考える人が少ない。
はっきり言ってこのことを考えるのは、日本を愛する私自身もつらいです。
ある意味しょうがない部分はあるのかもしれませんが、今の日本を失敗に導かないためにも必ず避けて通れない事象であると思います。
再び悲劇を繰り返さないためにも、やはり「学び」は大事であると考えます。
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おすすめ書籍 13歳からの「くにまもり」
著:倉山満
扶桑社
筆者が13歳の若者に向けて書いた書籍ですので、知識なしでもわかりやすく丁寧に書かれています。
他人のせいにしたり、他人に自分の運命を委ねてしまってはいけない。ということは、国家だけでなく仕事、プライベートにも十分言えることです。
紹介
これから日本は、どうなるのだろう。ぼんやりとした不安を抱いている人は、多いと思います。
本書は、「日本を守りたい! 」と、強い気持ちを抱いている人のために書きました。もし、「今の自分には何の力も無い」と思っていても構いません。おそらく、そんな力は誰にもありません。私は「これをやれば日本は滅びない」とか、「これが正解だ。言うことを聞いて、その通りにすればバラ色の未来が待っている」などと甘い言葉を撒き散らすつもりはありません。私は本気で日本を守りたいと思っているので、皆さんと一緒に考えたいのです。日本を守る方法を。
(中略) 本書を読むのに特別な知識は必要ありません。ただし、志だけは持っていてください。「自分が日本を守る責任者ならば、何をするか。そして、何を知っておかなければならないか」と。つまり、自分が総理大臣になったつもりで考えてほしいのです。
「はじめに」より
- 第一章 人殺しに囲まれた国、日本
- 第二章 先人たちは、どうやって祖国を守ってきたのか
- 第三章 危機にある皇室、日本が無くなる!
- 第四章 たかが経済、されど経済、まずは経済
- 第五章 日本を守りたければ政治のことを知ろう