購入・読了書籍(8-9月中旬)
今年は日本国内で地震や台風、大雨の被害が多く発生致しました。
被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、8月から9月中旬にかけて購入した書籍(未読了を含む)を紹介させていただきます。
普段は、様々な史観、相反するものを満遍なく読むようにしておりますが、ご紹介する書籍については、一般に云う保守系ばかりになります。
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学校では教えられない歴史講義 満洲事変
ベストセラーズ 倉山 満
今でも保守リベラル問わず軍部の独走であるという史観が通説として日本人内で普遍化している満洲事変。通説は正しいのか。
独走したという軍部というのは果たして誰なのか。軍部であるならば本当に独走なのか。
満洲事変で、日本はどのような国際法に違反したのか。
コミンテルンの関与はあったのか。
国際連盟脱退について。外的要因で脱退したのか。
リットン調査団の通説は惨敗。果たして本当なのか。
このような疑問が氷解いたします。
通説は覆されるものの、日本人にとっては快刀乱麻を断つような爽快さは存在しません。
真実の日米開戦 隠蔽された近衛文麿の戦争責任、お役所仕事の大東亜戦争も同様読んでいて辛くなります。
総図解 よくわかる 第二次世界大戦
KADOKAWA/中経出版 鍛冶 俊樹 倉山 満
以前の記事でも言及したことがありますが、日本の歴史教科書は日本国がいつどこで何をやったかしか記載されていませんので、客観的な視点でみることができません。
本書は、日本、海外問わず時代背景を含め記載されており、教科書では書かれていないことが多いです。
第一次大戦から図解入りで俯瞰して読める良書。
ただし歴史を全く知らない方が入門書として読むと解りにくいかと思われます。
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日米開戦 陸軍の勝算
祥伝社新書林 千勝
私にとってかなり強烈な本でした。
以前まで私自身、戦場は海がメインということもあり海軍重視な視点で大東亜戦争を視ていました。
いわゆる典型的な陸軍悪玉論です。
中国共産党の圧力により次回作開発中止を余儀なくされた某SLG(シミュレーションゲーム)をやっていた時も、陸軍は戦争の邪魔ばかりして、米英の前に陸軍と戦わねばならないといった確執を感じていました。
本書では、陸軍内で合理的に検証し、考証の上、決戦の場所はインド洋として戦争遂行をシミュレートし準備しており、その結果戦争を決断したということが書かれています。
結論として、アメリカの物量に負けたわけではなく戦略で敗北したとのことです。
本書の目次をみますと、
- 「陸軍省戦争経済研究所」(秋丸機関)が、大東亜戦争を創った
- 帝国陸軍の科学性と合理性が、大東亜戦争の開戦を決めた
- 山本五十六連合艦隊司令長官が、大東亜戦争を壊した
- 歴史の真実を取り戻せ
元自衛隊の将官が「真珠湾攻撃」について辛辣な指摘をしていたことを思い出しました。
日清戦争も、日露戦争も戦争して勝利・敗北したらどのように終わらせるかを考えて進めていたが、大東亜戦争の真珠湾攻撃にはそれはない。手痛い打撃を与えた上で、世論を講和に向けるという声があるが、世論を操作する作戦、工作すらないし、結果は逆になっている。まともな米国民の分析もされていない。
自衛隊は矛の収め方を考慮しない防衛(戦争)は行わないと言明なさっていました。
以下、購入のみ未読了
アメリカの鏡・日本 完全版
角川ソフィア文庫 ヘレン・ミアーズ 藤 延司 訳
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黒幕はスターリンだった 大東亜戦争にみるコミンテルンの大謀略
ハート出版 落合 道夫
日本占領と「敗戦革命」の危機
PHP新書 江崎 道朗
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決定版 陸軍中野学校実録
ベストブック 日下部 一郎
絶対、世界が日本化する15の理由
PHP研究所 日下 公人